■北山東部コース(ケーブル比叡駅〜二ノ瀬=17.9km) |
大原・井出から二ノ瀬へ(標識24〜46) |
左=江文神社 右=静原 |
「戸寺」バス停近くの標識「北山No.24」から坂を下り、高野川の橋を渡って標識「No.26-1」を右折します。川の右岸を進み、宮川に架かる橋(標識「No.27」)ではそのまま西に江文神社へ向かいます。 大原と静原を結ぶ江文バイパスを横切り、神社の参道を山手へ向かいます。標識「No.29」で土木資材置き場の手前を左折。小川を渡れば江文峠への旧道です。参道の先にある江文神社は、大原の産土神として古くから崇敬を集め、多くの伝説と物語が残ります。 背後の江文山はのちに金毘羅宮が祀られたため、今では金毘羅山と呼ばれています。山中の岩場はロッククライミングのゲレンデとして、京都の岳人にとって馴染み深い場所です。 峠で道路を南へ横断し、谷筋の杉林を下ります。標識「No.33」でバイパス道路に出ると、静原の里です。 |
左=静原神社 右=薬王坂の二尊板碑 |
標識「No.34」で右手の道に入ります。紅殻の民家が目立つ集落を進むと、静原神社(標識「No.35-2」)の前に出ます。イチョウの黄葉やカエデの紅葉が鮮やかな神社横の公園は、トイレもある絶好の休憩場所です。 標識「No.36」・標識「No.37」および補助標識に注意して西に向かい、標識「No.38」で右手の谷に入ります。標識「No.39-1」を左折すると、薬王坂(奴坂・薬甲坂)の登り口です。舗装された急坂がつづきます。山道に変わると大きな古木の下に南北朝時代の弥陀二尊板碑があり、ほどなく峠の頂上にたどり着きます。 |
左=薬王坂の峠 右=叡山電車の展望列車「きらら」 |
この峠は、平安朝の頃から江文峠とともに開けた道で、仰木峠からほぼ一直線で結んでいます。鞍馬へは簡単に下ることができます。山の神の祠を見送って標識「No.42」を見ると鞍馬の里です。標識「No.43」で鞍馬街道を左折し、叡電「鞍馬」駅に向かいます。鞍馬街道が左折する角の右手(山側)には、鞍馬寺の仁王門が堂々たる佇まいを見せています。 鞍馬から二ノ瀬までは、車で混雑する鞍馬街道を避けて電車での移動をお勧めします。鞍馬から二ノ瀬まで、コースの標識は設置されていません。なお、鞍馬街道に二ノ瀬トンネルが開通したため、「貴船口」駅から二ノ瀬への旧街道は問題なく歩けます。 「貴船口」駅から、貴船川に沿って約30分ほど遡れば貴船神社があります。 |
左=鞍馬寺(遠景は比叡山) 右=貴船神社(七夕の水祭) |
《所要時間》 「戸寺」バス停前No.24〈20分← →25分〉江文神社参道入口No.28〈25分← →35分〉江文峠No.31〈30分← →25分〉静原集落分岐No.35-1〈15分← →20分〉薬王坂登り口No.39-1〈20分← →30分〉薬王坂No.40〈30分← →25分〉叡電「鞍馬」駅 [叡電「貴船口」駅〈20分← →15分〉二ノ瀬No.46] [叡電「鞍馬」駅〜叡電「二ノ瀬」駅] [「戸寺」バス停前No.24〈2時間20分← →2時間40分〉叡電「鞍馬」駅] |
→ 北山コース(標識1〜23) |
→ 北山コース(標識47〜68) |
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