■京北コース(細野(起点)〜細野(終点)=35.4km, K1〜K19=5.5km) |
山陵橋から宮へ〔標識K1〜K19〕/山陵橋から下熊田へ〔標識34〜68〕 |
左=中野橋にあるケヤキの大木 右=百年桜(宮) |
山陵橋を渡り、上桂川の左岸を上流へ向かいます。江口橋に近づくと、川から離れていた道が川縁へ降りてきます。橋の手前で梯子を使って河川敷へ下り、そのまま左岸を中野橋までたどりましょう。橋の手前では整地作業を行なっている場所があり、一部で歩きにくい箇所があります。 右岸の橋のたもとに大きなケヤキがあって、四季それぞれに趣きある姿を見せてくれます。歩道のない国道477号を歩き、K9の標識から掛尾峠へ登ります。上流の黒田発電所まで、川は大きく蛇行するので、標高差100mほどの小さな峠がありがたく感じられます。 再び国道に出て下黒田まで歩き、津ノ橋を渡れば黒田トンネルです。トレイルコースは、入口手前から宮坂峠を越えて宮へ下ります。峠の上から北へ少し登ると、黒田八十八稲荷神社が鎮座しています。下山は、その参道を利用することになります。 旧黒田小学校の先に、奈良の春日大社を勧請した春日神社があります。入口にある「百年桜」は、一重と八重の花が咲く珍しいヤマザクラとして有名です。「桜守」の佐野籐右衛門親子が見守る桜で、地元でも大切にされています。常照皇寺の桜とは花の時期が10日から半月ほど異なるので、両方を一緒に見るのは難しいでしょう。 |
左=井戸峠の石造道標 右=八幡宮社 |
山陵橋から井戸峠へは、常照皇寺の参拝者用駐車場の下手から西へ向かいます(標識「京北No.35」)。車道は迂回しながら峠に達しますが、旧道は杉林の中を最短距離でつづきます。鞍部には標石と石仏が祀られており、南北の尾根にも道があります。ここは、新旧6本の道が接続する重要ポイントです。時間や都合に合わせてルートを選びましょう。 明るく開けた筒江川に沿って下ると、花で彩られた筒江の集落を通って国道162号と出合います。合流点の手前には熊野神社御旅所があり、弓削川に架かる筒江橋を渡って京北第三小学校に向かいます。正門前から校舎の北側を廻り込むと、三叉路の右手に八幡宮社があります。落ち着いた境内はいつも静まり返っています。 |
左=上中水路に沿って歩く 右=宝泉寺(下熊田) |
小学校の校庭には幹回り6mを超える大杉が聳え、神社の参道であったことがわかります。上中は田畑が広がる田園地帯。上中水路に沿ったコースには東屋などが設けられ、上中城跡は公園として整備されています。平地に築かれた平安時代末期の城跡として貴重です。 弓削川に突き当たり、すぐ先の沢橋で左岸に渡って川沿いを進みます。矢谷上橋で本コースは西へ向かい、「合併記念の森」から矢谷越で熊田へ出ます。もう一つのコースは、川沿いに下って永林寺橋で右岸へ渡ります。出口橋で右折し、「泣き別れ峠」を越えて熊田をめざします。 熊田川に架かる熊田橋で、二つのコースが合流します。ここで左折し、右岸を下流へ向かいましょう。下熊田の保井谷橋で卯滝方面へ左折しますが、手前の標識「No.66」で左に曲がると、ショウブで知られる宝泉寺があります。十一面観音菩薩を本尊とする真言宗御室派の寺院です。 |
《参考時間》 山陵橋No.K1〈35分〉中野橋No.K8〈45分〉掛尾峠No.K12〈55分〉津ノ橋No.K14〈10分〉宮No.K19 山陵橋No.34〈50分〉井戸峠No.37〈50分〉筒江〈50分〉矢谷上橋No.53〈35分〉出口橋No.Y3〈25分〉熊田橋No.64・65〈20分〉標識No.68(三叉路) |
→ 京北コース(標識1〜34) |
→ 京北コース(標識68〜1, 71〜城山〜周山) |
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