■西山コース(清滝〜苔寺谷=10.7km) |
嵐山から苔寺谷へ(標識24〜51) |
左=大堰川下流と比叡山 右=松尾山への道 |
阪急「嵐山」駅前に立つ標識「西山No.24」から南西へ車道を進み、T字路(標識「No.25」)では左折します。右折すると法輪寺の下から渡月橋に戻ることができます。このあたりは、道が狭いうえ車の通行が多いのでとくに注意しましょう。 すぐ先のガレージのフェンスの外れに松尾山登山口(標識「No.26」)があります。表示に従って小道に入ると、竹林の中を緩やかに登ります。標識「No.28」では、折り返すように法輪寺の裏山へ回り込みます。標識「No.29」の分岐は左手の道へ進みます。右手は岩田山モンキーパーク職員用の道です。尾根に出て岩盤の露出した急坂を登ると、トレイル案内板が立つ標識「No.32」の四つ辻に出ます。コースは、松尾山山頂(三角点)を周回してここに戻ってきます。 |
左=沢山方向を望む 右=松尾山山頂 |
右手の杉林につづく平坦な道に入り、登り着いた尾根の右側からは、渡月橋を眼下に嵯峨野から洛北の山並みまで見渡せる展望地があります。標識「No.33」をそのまま直進すれば烏ヶ岳方面へ行けます。途中に嵐山城址もありますが、地形が複雑なうえ山麓にかけて急斜面がつづくので危険なエリアです。これまでに数多くの事故が起きています。 左へ折り返すように樹林の中を上れば、標識「No.34」が立つ松尾山(275.6m)です。山頂からは、標識「No.37」を左折して元の四つ辻(標識「No.32」)に帰り着きます。 東へ急坂を下り、標識「No.38」から右手に降ります。雨天時はとくに滑りやすい道なので注意しましょう。 標識「No.40」のあたりは松尾大社の裏山で、巨木が多いことに気づくでしょう。雑木林の中の山道が十字路になる標識「No.43」のピークには、「図根点」の標石が設置されています。 |
左=京都市南部の展望(苔寺谷への尾根から) 右=標識「No.51」で西芳寺川へ下る |
標識「No.44」は変則十字路です。左に向かう道はよく踏まれていますが、トレイルコースは標識を直進します。 竹林が現れると道は急降下をはじめ、標識「No.45」から「No.49」の間はルートから踏み外しやすいため、標識が細かく設置されています。 標識「No.50」を右折すると、苔寺谷の林道に降り立ちます(標識「No.51」)。ここが、現在の京都一周トレイルコースの終点です。 下流にある京都バス「苔寺・すずむし寺」停留所、および阪急「松尾大社」駅と阪急「上桂」駅までは社寺と住宅の間を進みます。 舗装された林道を竹林に沿って下り、橋を渡った左手の木立が西芳寺(苔寺)です。門前を過ぎると左手に池大雅美術館があり、斜め向かいが「苔寺・すずむし寺」バス停です。 停留所の広場の先を左折すれば鈴虫寺で、阪急「松尾大社」駅へ出る途中の山際に月読神社があります。延喜式内社で、元々は壱岐島で海上安全を司る神として崇敬を受けていたようです。 松尾大社は、太秦・嵯峨周辺から旧愛宕郡を根拠とする有力渡来人(秦氏)の氏神です。全国の酒造業者から奉納された酒樽が壮観で、境内に咲くヤマブキの花もよく知られています。 阪急「上桂」駅へ出る道は、「苔寺・すずむし寺」バス停の横から東海自然歩道の標識にしたがって階段を南へ登ります。すぐに竹の寺と呼ばれる「地蔵院」が右手にあり、次の十字路で左折します。東海自然歩道はそのまま直進し、右手は唐櫃越(明智越)の古道です。 物集女街道の交差点を過ぎると、前方に踏切が見えて「上桂」駅に着きます。 《所要時間》 阪急嵐山駅No.24〈5分← →5分〉松尾山登山口標識No.26〈20分← →25分〉標識No.32の四つ辻〈10分←標識No.34・松尾山→15分〉標識No.32の四つ辻〈20分← →25分〉標識No.43〈30分← →20分〉松尾林道No.51〈10分← →10分〉「苔寺・すずむし寺」バス停 「苔寺・すずむし寺」バス停〈20分← →20分〉阪急「松尾大社」駅 「苔寺・すずむし寺」バス停〈20分← →15分〉阪急「上桂」駅 [阪急「嵐山」駅No.24〈1時間35分← →1時間40分〉「苔寺」バス停] |
→ 西山コース(標識1〜24) |
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